RP−net川柳会
「もやい傘」
[今月の課題]




[更新日 : 2025年10月27日]




[11月の課題] 
  〜相対性理論と川柳の句会〜

 川柳の句会では投句してから披講が始まるまでの待ち時間が長く感じられる。川柳
塔本社の句会では、投句締切後に「お話」があるので、同じ時間でも退屈しない。た
だ、話の巧拙によって同じ40分でも、「もう終ったんか。早いなあ」「まだ終らへ
んのか。長いなあ」と短かく感じたり長く感じたりする。

 人が感じる時間の長短は、立場や状況によって異なる。アインシュタインは「好み
の女性と一緒に座っていると、1時間を1分のように感じる。熱いストーブの上に1
分座れば、何時間にも感じられるだろう」と言う。それが相対性理論だ、とアインシ
ュタインは言うのである。

 また、重力が大きいほど、時間はゆっくりと進む。アインシュタインの一般相対性
理論である。例えば、地上450メートルの高さにある東京スカイツリーの展望台で
は、1日に10億分の4秒が地上よりも速く進んでいるそうだ。

 話は冒頭の句会に戻るが、選者がもたもたしたり、とろとろした披講をする場合や
、参加者がなかなか呼名をしなかったり、声が小さくて呼名復唱ができない場合、実
際に費やした時間よりもずっと時間が長く感じられ、いらいらする。逆に、スムーズ
に、とんとんと披講されたり、即座に大きい声で呼名が返ると、実際に費やした時間
よりもずっと時間が短かく感じられ、気分がよい。

 私たちが選者をやる場合もスムーズな披講を、披講を聴く場合は即座に大きい声で
呼名をしたいものである。

 それでは、例によって上記の中から出題します。

■2025年11月(No.172) 
題:「退屈」 (進 選) 
題:「座る」 (常子 選) 
題:「熱」 (弘 選) 
題:「もたもた」(詠み込み不可) (航太郎 選) 

 (各題2句出し)
◎今月の締切:11月24日(月) 正午必着




[過去の課題]
●2025年10月の課題
●2025年 9月の課題
●2025年 8月の課題
●2025年 7月の課題
●2025年 6月の課題
●2025年 5月の課題
●2025年 4月の課題
●2025年 3月の課題
●2025年 2月の課題
●2025年 1月の課題
●2024年12月の課題
●2024年11月の課題
●2024年10月の課題
●2024年 8月・9月の課題
●2024年 7月の課題
●2024年 6月の課題
●2024年 5月の課題
●2024年 4月の課題
●2024年 3月の課題
●2024年 2月の課題
●RP−net川柳会「川柳 もやい傘」[第150回記念誌上川柳大会][会員向け]のページへ。
●2023年12月の課題
●2023年11月の課題
●2023年10月の課題
●2023年 9月の課題
●2023年 8月の課題
●2023年 7月の課題
●2023年 6月の課題
●2023年 5月の課題
●2023年 4月の課題
●2023年 3月の課題
●2023年 2月の課題
●2023年 1月の課題
●2022年12月の課題
●2022年11月の課題
●2022年10月の課題
●2022年 9月の課題
●2022年 8月の課題
●2022年 7月の課題
●2022年 6月の課題
●2022年 5月の課題
●2022年 4月の課題
●2022年 3月の課題




JRPS大阪のトップへ

All Rights Reserved Copyright (C) JRPS-osaka-2025